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モニュメント・バレー

ビジターセンターの駐車場に着くと、
まずこの有名な風景が迎えてくれます。
モニュメントバレーという言葉は知らなくても、
ここはアメリカ西部の雄大な自然を象徴する景色として、さまざまなメディアで紹介されているので、
誰もが一度は見たことがある景色ではないでしょうか。

モニュメントとは英語で「記念碑」を表しますが、
ほんとうに、砂漠の中に巨大な岩のタワーがいくつもそびえ立っています。
それはまるで「誰か」が作ったとしか考えられないほど、整然とした形をしています。

ここは、グランドキャニオンから車で4時間くらいのところにあります。
アリゾナ州とユタ州にまたがっています。

憧れの土地へ

この社員旅行が決まったとき、
Sachikoが「モニュメントバレーには絶対行こう。絶対行こう。」と言いました。
ずっと前から行きたかったみたいです。
この岩のタワーの群れが、地平線の彼方に遠く姿を現す頃から、ずっと車の中からビデオカメラを回していました。


ミマス

アメリカの大西部の風景全般について言えることですが、
どれもこれも、予想よりもはるかに、巨大です。
そして帰ってきてから写真を現像しても、自分が見たものよりも、
どれもこれも小さく写っているのです。

モニュメントバレーについても、よく雑誌やテレビで目にしますが、
その印象の100倍(?)くらい大きかったです。

この岩のタワーの高さはそれぞれが300mもあるんだそうですが、
そんな風には写真では見えないし、実物を見ても、
かえってもうどのくらいの大きさなのか、見当もつかなくなってしまいます。

Sachiko

一度は見てみたかったモニュメントバレー!
そこに近づいているとき、「憧れの君」に会うような気持ちでした。

ジープ・ツアー

この数々の、なんともいえない形の岩のタワーは、「メサ」とか「ビュート」と呼ばれるものです。
じつは、ここだけでなく、西部にはそこらじゅうにいっくらでもあります。

てっぺんが平らで、みんな同じ高さにそろっている理由は、
じつは、このてっぺんの高さが、昔の「地面」だったからなのです。

ある平らな高原を川が浸食し始めたころは、平らな高原に深い谷ができますが、
もっと時間がたってゆくと、「ほとんど削られてしまって、
ところどころに削り残しが残っている」、という状態になります。
この「削り残し」がメサやビュートです。これは高校の地理の授業で習いました。

この素晴らしい眺めの中を、マイカーでドライブできますが、非常に悪路で危険ですし、
マイカーは通行禁止のところが多いのです。
そこで、ジープでそのへんを一周するツアーが、ビジターセンターの前から出ています。


地球という星について、あらためて感動してしまいました。
真ん中は「E.T.の手」という名前のついた岩。
一人25ドルと、かなり高額ですが、
もしあなたがここを訪れるなら、僕はこのツアーへの参加を強く勧めます。

そこらへんを一周といっても3時間もかかりましたが、
ジープでメサの奥の方までガシガシ進んでいって、とにかくすごい体験ができます。

ビジターセンターからの有名な眺めとは全然違う、もうひとつのモニュメントバレーを知ることが出来ます。

長い時間をかけて、風が穴を開けた岩もたくさんあります。

ミマス

その時のツアーは、運転手兼ガイドのおじさんと、
フィリピン出身でいまニューヨークにすんでいるというカップルと、僕達でした。

ジープは岩を越え、川を渡り、砂丘の中をナナメになって進んでゆきます。
ガイドのおじさんがいろいろ説明してくれるのですが、
やっぱりほとんど英語が聞き取れませんでした。

フィリピンの彼女が、「言ってること分かる?」といって、
分かりやすい英語でいろいろ教えてくれました。

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