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LAS VEGAS
僕たちは成田を出発し、サンフランシスコで飛行機を乗り換えて、ラスベガスに着きました。
ここでレンタカーを借りて西部の国立公園たちを周って、またラスベガスに戻って車を返しました。

ラスベガスには、いろんなテーマ性で統一された巨大なホテルがいっぱい建っています。
パリをテーマにしたホテルには巨大なエッフェル塔がたっていたし、
ニューヨークをテーマにしたホテルでは自由の女神もいました。
エジプトをテーマにしたホテルはピラミッドの形で、正面には巨大なスフィンクスもありました。

「街ぜんたいが巨大なテーマパークみたいだ。」とよく言われるように、エッフェル塔も、自由の女神も、スフィンクスも、火山も、
シャレで作ったというレベルではなく、このお金のかけ方には呆れて笑っちゃうほど感動しました。

僕はラスベガスは初めてでしたが、
サチコ嬢は家族で来たことがあるそうですが、
まだエッフェル塔などは無かった頃だそうです。
どこに何があるとか、
無料のショーがどこのホテルで何時からあるとか
ガイドブックで研究していました。
この街が活気づくのはやはり夜で、深夜になっても通りには世界各地からの観光客がゾロゾロ歩いています。
ホテルの前では火山噴火や噴水ショーが一定間隔で始まり、これらは通行人が無料でみることができます。

サチコ嬢が、「ベラッジオというホテルの前の池で、噴水ショーがあるので見に行くのだ!」と意気込んでいたので、
僕は「フンスイ?そんなの平塚のプラネタリウムの前にもあるよ。」などと思いましたが、
これは感動の涙がでるほどメチャクチャ素晴らしいものでした。

無料のショーだけではなく、僕たちは「O(オー)」というショーを見ました。
これはサチコ嬢がチケットをとってくれました。いちばん安い席で(でも高い)、最前列の端っこでしたが、
隣の席にいたフロリダの老夫婦がいろいろ話し掛けてくれて、楽しい時間を過ごしました。
ショーも素晴らしかったです。アメリカのエンタテインメント精神というのを垣間見た気がします。

ところで、僕がラスベガスの驚異をいちばん感じたのは、ドライブ旅行を終えてラスベガスに帰ってくるときです。
なんと、隣のカリフォルニア州のデスバレー国立公園から、街の明かりが夜空を照らしているのが見えたのです。

デスバレーを見ていたらもう日が暮れてしまったのですが、地平線の彼方が明るいのです。
さいしょは夕暮れの残照かと思いましたが、方角が東なんですね。
それで、「ここからラスベガスの明かりが見えるんだろうか?」と、信じられない気持ちだったのですが、そうでした。
50マイル(80km)まで近づいたときには、
もうピラミッド型ホテルのてっぺんから垂直に天空に向かうサーチライトが確認できました。

これは着いた時に泊まったホテルです。
ホテル内に遊園地があって、
ジェットコースターに乗りました。
ドライブから帰ってきたときは
「モンテカルロ」というヨーロッパ風のホテルに2泊しました。
カジノでは、もっぱらスロットマシンをやりました。5セント(約5.5円)から賭けられるので、
一口5セントの台でやっていました。
チマチマやっていれば、1ドルでもけっこう長く楽しめました。

サチコ嬢は「7」が3つそろって100倍、というのを3回くらい当てていました。
5セントなので、100倍が当たっても5ドル(550円)にしかなりませんでしたが、
現金を賭けてそれが増える、というのは、やはりちょっと興奮しますね。トータルでは10ドルくらい負けた感じです。

しかし、ドライブ旅行から帰ってきて、最後に1ドルを賭ける台でやってみたところ、3回連続して当たって、
1ドルがあっというまに9ドルに化けました。これでなんとか取り返した感じです。

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