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ラパス  LA PAZ

これは、ボリビアの首都ラパスで滞在した『イチバン・ホテル』の屋上から見た夜景です。

ラパスの町は標高3600m。周囲を急斜面に囲まれた盆地の底に広がっています。
そのため市街地から周囲を見渡すと、ちょうどサッカースタジアムのピッチに立って観客席を見上げるように、
360度の斜面に家々の明かりがへばりついている様子が見渡せるのです。
この夜景はちょっと他の都市では見られないような、荘厳なものでした。

ペルーのプーノからバスで8時間。一日がかりで国境を越え、僕たちは3つ目の国・ボリビアの首都ラパスにやってきました。
 

ペルーからボリビアに行く国境越えのバスからも、
チチカカ湖の素晴らしい眺めが見られました。

ペルーとボリビアの国境。

エクアドルからペルーへの国境越えは
散々な目に遭って苦労しましたが、
ペルーからボリビアへはすんなりと入れました。

ボリビアに入り最初の町コパカバーナ。
1時間のランチ休憩があります。

適当な定食屋さんに入ってお昼ごはんを食べました。
ボリビアで最初の食事です。
物価の安さにビックリ!!
150円くらい出せば相当豪華にいけます。

途中、チチカカ湖がくびれて狭くなった
『ティキーナ湖峡』という場所を渡ります。

なんと、バスごと船に乗って渡るのです。
バスが湖を渡るなんてスゴイナーと思いました。

ところで、ラパスで滞在する宿は、ペルーのプーノの町なかの電話屋さんから国際電話をかけて予約しました。

ラパスはとにかく治安が悪いと聞いていたので、着いてから宿を探すのは危ないなーと思い、
事前に宿を決めて予約しておこうということになったのです。
ふつうのドロボーやスリだけではなく、首絞め強盗にニセ警官、拉致に誘拐、いろんなのが出るのだと、
出会った旅行者が口をそろえて言っていたのでちょと怖くなりました。

ガイドブックで宿を探したら、ラパスには日本人のオーナーさんが経営する『イチバン・オテル』というのがありました。
(『オテル』っていうのはスペイン語でホテルのことです)
値段もリーズナブルだし、電話をかけたときに日本語で出てくれるんじゃないかという期待を込めて(笑)、電話をかけてみました。

その時に電話に出てくれたのが、オーナーの南雲さんです。
『僕たちは今プーノにいます。これからバスで国境を越えてラパスに行くので泊まりたいです。』
と言うと南雲さんは、
『ラパスに着いたら、バス停の近くで客引きをしているタクシーには絶対に乗らないで下さいね、それは強盗タクシーですから。
必ず少し歩いて大通りに出て、流しのタクシーを拾ってウチまで来てください。』
とアドバイスをしてくれました。

南雲さんのアドバイスのお陰で、僕たちは無事にラパスのイチバン・オテルにたどり着きました!
 

ラパスでは、低い所ほど近代的なビルが立ち並び、
裕福な人ほど谷底に住んでいるそうです。

標高が高いため、少しでも濃い空気を吸うことが
何よりもゼイタクなことなのだそうです。

とにかく急坂ばかりの町で、
この町には平らな場所なんて
どこにも無いんじゃないかと思うくらいです。

ラパスの町を見下ろすイリマニ山。
標高6402mです。
カッコいい!!

ラパスの繁華街、サガルナガ通り。
僕はここの楽器屋さんで、チャランゴという、
小さなギターのような楽器を買いました。
チャランゴはキラキラした音を奏でる、
フォルクローレには欠かせない民族楽器です。

帰国して最初のアクアマリンのライブで
1曲だけ演奏しました。
もっと練習して
今後のライブでも弾きたいと思っているので、
ぜひアクアマリンのライブにも来てくださいね。
(コマーシャル)

ラパスでは4泊しました。
市内を歩き回ったり、ペーニャ(フォルクローレの演奏が聴けるライブハウス)に行ったりと、市内観光を楽しみました。

ところで、僕たちがラパス滞在中にした最もエキサイティングな体験は
『標高4700mの場所から標高1700mの場所まで自転車で一気に駆け下りる』というものです。

これは、泊まっていたイチバン・ホテルのオーナー南雲さんが教えてくれました。
僕たちが
『滞在中に市内観光でもしたいのですが、オススメの場所はありますか?』と聞いたところ、
最初は、半日の市内観光バスツアーとかを教えてくれたのですが、ふと思い出したように
『あとは、あんまり日本人の旅行者はやらないけれど、
自転車で標高4700mから1700mまで、3000mの標高差をひたすら下ってゆくといういうツアーがあるよ。
ああいうのは欧米の旅行者が大好きなんだよね』と言いました。

僕はすぐに、『それいい! それやろうよ!』と言いました。
サチコネエサンも乗り気だったので、さっそくサガルナガ通りの旅行会社に行って『明日参加します!』と申し込みました。
 

次の日の早朝、旅行会社に集合です。
ワゴン車の上に人数分の自転車を積んで出発しました。

『クンブレ』(スペイン語で頂上の意味)と呼ばれる
標高4700mの峠がスタート地点です。

大きな湖があって、
アンデスの雪峰がすぐそばに迫っていました。
死ぬほど寒かったです!!

この道をひたすらマウンテンバイクで下っていきます。

最初は荒涼とした高山の景色で、
氷河地形や滝なども見られました。

下ってゆくと熱帯のジャングルが広がります。
七色の美しい蝶々がいっぱい舞っていました。

この自転車弾丸ツアーは、
新しい道路が開通してもう車が通らなくなった
旧道で行なわれるので、
車にぶつかったりする心配はありません。

しかしこの旧道は、
かつてはバスが毎年のように谷底に転落するような
超危険なルートだったのです。
気を付けないと本当に谷底に落ちます。

アンデスを颯爽と下るサチコネエサン。

途中には滝の下をくぐる場所もあり、
そこではみんな奇声を上げながら滝に突っ込んで、
ずぶ濡れになりました(笑)。

ツアー会社のお兄さんが
後ろからワゴン車でついてきてくれます。

下りきったら、
あのワゴン車でまたラパスまで帰るのです。

このツアーに参加したのは8人ほどで、僕たちの他はみんなドイツ人でした。

ドイツ人さんたちは、ものすごいスピードでどんどん下って行きます。
この人たちは全員ボブスレーの選手なんじゃないかというほどのスピードで、あっというまに見えなくなってしまいます。
きっとこの人たちはドイツのバイエルン地方とかに住んでいて、
いつも冬山をスキーで駆け下りているに違いないと勝手に想像しました。

僕たちは必死に彼らについていこうとしましたが、とうてい追いつかないので
『ゆっくり行こう!! 谷底に落ちるよりはマシだ!!』と言いながらがんばって下って行きました。
 

ひたすら下ること半日。

やっとゴール地点、
コロイコの町(標高1700m)が見えてきました!!


↑これが一緒に下ったドイツ人さんたちです。

コロイコの町に着いたら、美味しいビールと美味しいお昼ご飯が待っていました。
皆さまお疲れ様でした!!!

僕たちが、『これは新婚旅行なんだ』というと、
彼らに『新婚旅行でこんなアホな事をわざわざするなんてクレイジーだな』と言われました。
(余計なお世話だ)
スリリングな体験でしたが、ほんとうに良い思い出になりました!
 

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新婚旅行記 第1部