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アタカマ高地 ATACAMA

これは、チリのアタカマ高地にあるミスカンティ湖の写真です。
この湖も標高4200mという高地にあります。正面のミスカンティ火山は標高5622mだそうです。
ここもほんとうに美しいところでした!

ボリビアからチリに入国した僕たちは、チリに入って最初の町、サンペドロ・デ・アタカマに3泊し、
このミスカンティ湖や『月の谷』など、周辺にあるアタカマ高地の名所を巡りました。
 

サンペドロ・デ・アタカマの町。
とても素朴な、小さな町でした。

これまで旅していたペルーやボリビアに比べ、チリはとても治安の良い国だと聞いていました。
それに、標高4000m前後の、寒くて空気の薄いアンデスの高地を旅するのもここで終わりです。
ここからはリラックスして旅ができそうだ、ということで、さっそく現地ツアーに申し込みました。

まず最初の日は、『月の谷』へ行く半日ツアーに参加しました。
 

これが『月の谷』です。

地層がむき出しになった荒々しい大地が
果てしなく続いています。

遠くに見える円錐火山はリカンカブール山(5916m)。
あの山々の向こうはボリビアです。

月の谷では散策をしました。
巨大な砂丘をみんなで駆け下ります!
これはなかなか楽しかったです!

月の谷の隣りに『火星の谷』というのもあり、
月の隣りに火星もあるなんて面白いなあと思いました。
ガイドさんがその名の由来の説を
いくつか紹介してくれました。

僕が気に入ったのは、元々スペイン語で
『死(ムエルテ)の谷』と呼ばれていたのが
いつしか『火星(マルテ)の谷』に名前が
変わってしまったのだという説です。

月の谷の大きな砂丘の上で夕陽を眺めました。

赤く染まってゆく月の谷と
リカンカブール山はとても感動的です。

次の日は、アタカマ塩湖やミスカンティ湖を訪れる一日ツアーに参加しました。
 

これがアタカマ塩湖です。

いちめん塩の大地が続いています。
ウユニ塩湖とは違って、ゴツゴツした感じです。

ミスカンティ湖で記念撮影。

このツアーの参加者は10人くらいでした。
マイクロバスで行ったのですが、
ガイドさん(サンチアゴの大学生で、休暇で帰省中)が
とても雰囲気を作るのが上手で、
みんなすぐ打ち解けて仲良くなりました。
お陰でとても楽しい一日になりました!

チリ抜けツアーで知り合った一人旅の韓国人学生・インジェ君という人と仲良くなり、このサンペドロでも一緒に行動しました。
音楽大学で作曲の勉強をしているとのことでしたが、すごく明るくて面白い人物で、一緒だった数日間は本当に楽しかったです。
世界一周の旅の途中とのことで、ここまでのトンデモナイ出来事や体験談を面白おかしく話してくれて、
ずっと腹を抱えて大笑いしていた気がします。とても懐かしいです。

彼はこの町からアルゼンチンに入り、ブラジルのリオデジャネイロを目指すということでここでお別れということになりました。
最後の晩はレストランでお別れ会をやりました。またどこかで会いましょう!

そうそう、彼はカメラに詳しくて、僕が持っている日本製のカメラの使い方を教えてくれました。
『君は星が好きなのか。それなら星の写真も撮ったのか?』というので、
『僕のカメラでは星の写真なんか撮れないよ』と答えたら、
『いや、そんなはずはない。貸してみろ、ホラ! このモードを選べば長時間露出ができるよ!』
と、説明してくれました。

そうして、その夜、サンペドロの宿のベランダで自分で撮ってみたのがこの写真です。
 

露出が15秒までしかできないので、明るい星しか写っていないのですけれど、いちおう星座の形はわかります。

南十字星はまだ昇ってきたばかりなので、横向きに寝ています。
アルファ・ケンタウリは恒星の中で3番目に明るい星なので、低い所にあるのに目立ちます。
これらの星は沖縄県の最南部や小笠原諸島をのぞけば、日本からは見ることができない憧れの星たちです。

アクアマリンの『海と大陸と南天の星』というCDアルバムには、
『南十字星』とか『アルファ・ケンタウリ』という曲も入っているので、ぜひ聴いてね(コマーシャル)。
 

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