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パックツアー初体験 PACKAGE TOUR

この写真は、行きの飛行機の窓から撮ったカタールの首都ドーハの夜明けです。
SF映画に出てくる未来都市のような光景で、オイルマネーってスゴイナーと思いました。

僕はこれまで、旅行会社のパックツアーというものに参加したことがありませんでした。
どこに行くにも自分たちで航空券を買ったり宿探しをするような旅行しかしたことが無かったので、
今回の旅行は本当に新鮮でした。

最初はとても不安でした。
旅慣れた友人に相談したら、『全部やってもらえるから、とっても楽だよ〜』と言ってくれましたが、こんなことも言いました。
『パックツアーは大変だよ。スケジュールが慌しいし、他の参加者に気をつかうし、
お土産屋さんに連れまわされていろいろ買わされるしね。』
 

パックツアーでは、
毎日とても素晴らしいホテルに泊まることができました。

毎日感激していたら、サチコネエサンに
『ツアーなんだから、当たり前でしょう!』
と言われました。
ネエサンはパックツアーの経験が豊富です。

自分で宿を探さなくて良いというのは
ほんとうに楽でした。

ごはんも毎食出てくるのでとても楽でした。
これはドゥッガで食べたイノシシ肉のランチ。

夕食はホテルのバイキングが多かったので、
好きなものを好きなだけ食べられて良かったです!!

スースのホテルのスパゲティは
最高に美味しかったなー(パスタ好き)。

今回僕たちが参加したのは、
大手旅行会社エイチ・アイ・エスのパックツアーでした。

なぜ突然チュニジアに行こうと思ったのか。
チュニジアっていう選択肢は、ふつうに旅行の行先を考えていたら、なかなか思いつかないです。

2009年というのは、日本では46年ぶりという皆既日食があったり、
ユネスコの『世界天文年』だったりして、天文の世界はとても盛り上がりました。
星空や宇宙をテーマに音楽活動をやらせて頂いている僕たちは、そのお陰もあってとても演奏のお仕事が忙しく、
アクアマリンの12年間の音楽活動の中で最も多忙な年になりました。

そんな中でサチコネエサンと、『でもどこかに行きたいよねえ』という話になり、
パックツアーなら簡単にどこかに行けるだろうと、インターネットで探してみました。

そしたら、何気なくクリックしたページに、あのシディ・ブ・サイドの青と白の美しい街並みの写真が出てきました。
サチコネエサンが『ここいいねえ!行ってみたい。でも、チュニジアってどこ??』と言いました(笑)
僕はチュニジアと聞いて、『カルタゴかあ!カルタゴに行ってみたいなあ』と思いました。

ツアーの詳細をよく読んでみると、これは『モニター・ツアー』だと書いてあります。
旅行が終わったときにツアーの感想や意見を書く代わりに、とても安く行けるというものでした。

僕は、『安い!気に入った!こんな値段でアフリカに行けるなら、作文でも何でも書くよ』と言いました。
でも実際には感想文などという大げさなものではなく、簡単なアンケートを帰りの飛行機で書くという程度のものでした。
 

友人には『オミヤゲ屋さんに何軒も連れて行かれて
いろいろ買わされるのだ』と脅されましたが、
ケロアンでジュウタン屋さんを見学したのが
一度あっただけで、
買わなきゃいけないような雰囲気も
特にありませんでした。
(でもサチコネエサンは
7000円のジュウタンを買っていました)

これが、僕たちが8日間お世話になった貸切バスです。
高速道路のサービスエリアにて。

チュニジアの遺跡では、写真を撮る観光客は
『カメラ券』というのを買うことになっています。

70円くらいです。

スースに泊まった日は、みんなで街に繰り出し、
カフェに行きました。

ツアーの参加者は、ぜんぶで20人弱でした。
みんなとてもフレンドリーな良い人たちで、お陰で8日間ずっと楽しかったです。

僕は、こういうパックツアーというのは、年輩の人が多くて、夫婦で来ている人が多いのかなと勝手に思っていました。
実際には、年齢層は僕たちと同じくらいの人が多く、ほとんどが一人で参加していました。
夫婦で来ているのは僕たちだけだと知ったときには、衝撃を受けました(笑)。

このツアーで一緒だった人たちとは、その後も何度か集まってゴハンを食べに行ったりしています。
ほんとうに良い人たちと知り合えて感謝です。
 

街なかのCDショップ。
僕はアラビアン・ポップスのCDをたくさん買いました。

添乗員のホソノさんという女性が本当に頼りになる人でした。
チュニジアだけでなくアラブ諸国にはよく行っているそうで、歴史や文化について深い知識と教養を持ち、
どこに行っても興味深い解説をしてくれました。

英語とアラビア語が話せて、仕事もカンペキで、参加者への細かい配慮もしてくれて、
プロの仕事というのはこういうものなんだなーと思いました。

子供の頃に、仕事でいろんな国へ行ける添乗員という職業に憧れたりもしましたが、彼女を見ていたら、
『自分にはこんなことはゼッタイにできない。添乗員にならなくて良かった〜』と思いました。

アラビア語のポップ・ミュージックにも詳しくて、いろんな歌手を知っていました。
僕はいろいろとアドバイスをしてもらって、CDを10枚以上買ってきました。
これまで聴いたことの無いような音楽で、カルチャーショックを受けながら楽しく聴いています。
添乗員さんにも恵まれました。
 

往復で利用したカタール航空は良かったです。

機内食がとっても美味しかったです!!
このように帰りはお寿司とおソバも出たよ。

成り行きで行ってしまった感のあるチュニジアですが、
とても素敵な国でした。

ひとことで言うと、『多彩な国』です。
小さな国ですが、地中海からサハラ砂漠まで、
多様な自然環境があります。

歴史的にも古代から
様々な民族が栄枯盛衰をくりかえし、
それぞれの時代の遺跡や文化遺産が
豊富に残っています。

アフリカとヨーロッパが同居しているような、
不思議で魅力的な国だと思います。

これでチュニジア旅行記はおしまいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
  

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