奈良県南部は「近畿の屋根」といわれる険しい山岳地帯ですが、その中に「大台ヶ原」という山があります。
山というよりも、標高1500mほどの台地状の大高原地帯です。
ここは年間降水量が4000mmを超える日本有数の多雨地域で
(日本一雨の多い町として有名な尾鷲市はこの麓にあります)、
針葉樹の原生林が広がる神秘的な場所です。
バスやマイカーで山頂近くまで行けますし、登山道は比較的平坦で整備されているため、
1695mの主峰・日出ヶ岳には1時間ほどのハイキングで着きます。
ここからは太平洋や志摩半島を望み、条件に恵まれればなんと富士山まで見えるそうです。
私も何度か、南紀や飛鳥へ行った時に登山を試みたのですが、悪天候などで叶わぬままです。 |