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シディ・ブ・サイド SIDI BOU SAID

シディ・ブ・サイドは、チュニスの郊外にある美しい町です。
チュニジアといえばこの風景というくらい有名で、旅行のパンフレットなどには必ずここの写真が載っているほどです。
最終日はチュニスのホテルを出発したあと、シディ・ブ・サイドを観光しました。

この鮮やかな青色は『チュニジアン・ブルー』と呼ばれます。
白い壁は日光を反射して暑さを防ぐためで、青い窓は虫除けのため。
ちゃんと理由があってそうなっているそうですが、この色の対比はあまりにも美しすぎます!
 

どの家も青と白です。

野良ネコさんも
この風景の中ではセレブに見えてきます。

シディ・ブ・サイドは地中海を見おろす高台にあるので、
眼下には海原と港が見えます。

シディ・ブ・サイドの美しい街並みを作ったのは、スペインのアンダルシア地方から移り住んできた人たちだそうです。

スペインはかつてイスラム教徒が支配しており、アルハンブラ宮殿に代表されるような素晴らしい文化を築いていました。
しかし、キリスト教徒との戦争(レコンキスタ)に負けてしまい、イスラム教徒はスペインから追い出されてしまったのです。

その人々の一部はチュニジアに逃れてきて、この美しい街並みを作ったのだそうです。

僕たちは以前、スペインのアンダルシア地方を旅して、そこに残されているイスラムの建築や芸術に深い感動を覚えました。
シディ・ブ・サイドの眼下に広がる地中海を眺めて、
『へえ〜、あそこにいた人たちがこの海を渡ってここに流れ着いて、この街並みを作ったのかあ』と、しみじみしてしまいました。
 

チュニジアン・ブルーの焼き物が売られています。
オミヤゲとして人気があるそうです。

シディ・ブ・サイドを観光したあと、
チュニスの国際空港から飛行機に乗って
帰路につきました。

日本までまた一日がかりです。

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