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中国第四の都市「重慶(チョンチン)」
三峡下りの観光船は、重慶と武漢の間をたくさん運行しているということだったので、まず重慶に行きました。

これは「ハーバープラザ」というホテルの窓から撮った
重慶の街並です

船の切符を買いに行く
重慶には北京から飛行機で約2時間で着きました。すぐにタクシーで、予約してあったホテルへ行きました。

三峡下りの船はとにかくいろんな会社のいろんな種類があって、値段もピンキリだと、ガイドブックに書いてありました。
地元の足として使われる定期船なら、武漢まで数千円ですむし、豪華客船なら10万円を越えるものもあります。

ホテルのチケットオフィスに行くと、係員のお姉さんが3人いたので、
「あのう、三峡下りの船のチケットありますか?」と尋ねました。
英語が通じたのでとても助かりました。

それで結局、一人44,000円の豪華客船の切符を買いました。3泊4日で宜昌まで行きます。
途中で観光地にも下船し、食事も込みだそうです。
なかなか良い船の切符がゲットできて、ひと安心しました。

ただ問題は、出航日が今夜だと言われました。
明日もあさっても便がないと言われたので、ホテルの宿泊をキャンセルして(お金は戻らないけど)、
今夜の船に乗ることに決めました。
ここのホテル代は日本で先に払っていたので、返金されないのは仕方ありませんでした。
個人旅行だと、こういうムダも、時々でます。

たぶん街へ出ていろんな旅行会社をあたったり、港へ行って探せば他のいろんな船があったと思いますが、
まあこれでいいやと思いました。

重慶にいたのはたった6時間
チケットオフィスのお姉さんが、「では今夜7時にここへ来てください。迎えが来ます」と言いました。

7時までにはまだしばらくあったので、ホテルの隣のショッピングモールへ行ってご飯を食べました。
そこはもう、日本で僕たちが普段よく行くモールと全く同じ感じで、すごくきれいで、感動してしまいました。

中国の人たちは、見かけは日本の人たちと全く同じだし、
とくに若い人たちはとてもファッショナブルできれいな服をきているので、気を抜くと本当に日本にいる錯覚に陥ります。
店内の看板なども、日本と同じように英語が溢れています。
「SALE!」とかふつうに書いてあるんですよ。
僕は、中国に対して持っていたイメージが覆された気がしました。

モールにはレストラン街やシネコンもありました。
7階のフードコートで、ラーメンを食べましたがとても美味しかったです。

重慶の街の印象
重慶という街は不思議な町です。
近年、中国で4番目の直轄市になったばかりで(これまでは北京・上海・天津だけ)、
本格的な経済発展が始まったばかりの過渡期にあると思います。
現代と50年前が通りをへだてて同居しているような印象を受けました。

煤で真っ黒になった古い建物が崩れ、そこに行き場の無い人々が住み着いてしまっているという風景もけっこう見られました。
その道の反対側には渋谷か元町かと思ってしまうほどオシャレなブランドショップが並び、
茶髪の女の子が携帯電話のキーをたたきながら歩いているのです。

きっと今、ものすごいスピードで街が生まれ変わろうとしている最中なのだという印象を受けました。

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