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PINNACLES
パースの北200kmくらいの海岸には、ピナクルズという所があります。
『ピナクルズ』とは『尖塔』という意味だそうで、
砂丘に、侵食によって作られた石灰岩のタワーが並ぶ光景は『荒野の墓標』と呼ばれるそうです。

僕は、ここへ行く前の晩は、近くのハイウエイの道端で、車の中で寝て夜を明かしたので
ピナクルズへは夜明けとともに朝一番で行きました。
おかげで、有名な観光地にもかかわらず、誰もいなかったのでカッコイイ写真をたくさんとれましたし、
カンガルーの群れや、エミューにも会えました。

 カンガルーはいろんな所で会いましたが、エミューに会ったのはここだけです。
人の背丈ほどもある巨大な鳥がドカドカ道を歩いている光景は驚愕の一言に尽きます。

もうすぐそこはインド洋です。

尖塔が砂丘に落とす影が
とても素晴らしい表情を作り出していたので
日が低い早朝に来て
ほんとうに良かったーと思いました。。

侵食で穴が空いている尖塔があったので
穴に太陽を入れて撮りました。

ピナクルズへの入口の町セルバンテスの郊外には
『Lake Thetis』という湖があって
ここにもストロマトライトがあります。。

シャーク湾のストロマトライトよりも
数はぜんぜん少ないですが、
1個の固まりが丸くてとても大きかったです。
ところで、ピナクルズはぼくの19日間のレンタカー生活で最後の観光地でした。

あとは、パース空港へ戻って車を返して、さらに3日間のパース観光を残すのみとなっていました。

8000kmのジャーニーも、パースまでの200kmを残すのみとなり、感慨深く、しみじみとセルバンテスの町を出発しました。
すると、道端でヒッチハイクをしている若者を見つけました。

窓を開けて、『どこまで行くの?』と聞くと、『パースまで乗せてちょー』というので、これも何かの縁だと思って、彼を乗せました。
これは、僕が外国でヒッチハイカーを乗せた最初の体験でした。

『これはレンタカーで、これからパース空港に返すんだよ。』というと、
『僕の家はパース空港のすぐ近くなんだ。ラッキーだな。』と言いました。
お陰で、パース市内に入ってから空港までたどり着けるかどうかを心配していた僕は、
彼のナビゲーションによって、空港まで首尾よく帰ることができました。

彼は名前をシャイン君といって、パースまでの2時間、いろんな話をしました。
この数年の努力が実って
僕もそこそこ英語がしゃべれるようになったんだなーと、我ながらビックリして、すごく自信になりました。

ただ、彼に職業を聞いたときに、何度聞いても彼が『モーニング』というので、
ぼくはどうしても、『morning』という文字しか頭に浮かばず、
朝の仕事って、新聞か牛乳を配達してるのかな????とずっと考えていたら、
『ほら、金を探して地面を掘ってるわけよ。』というので
『mining(マイニング=採鉱)』だとやっと分かりました。
オーストラリア英語はやっぱり難しいです。
カルグーリーの『スーパーピット』で働いていたこともあるそうです。

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