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ESPERANCE
エスペランスは、『ベイ・オブ・アイルズ(島がたくさんある湾)』という入り江に面した町です。

今回の旅行では、シャーク湾とナラボー平原が目的で
そのほかについては、もし時間があったらいろいろ行こうかなーという程度でした。

しかし、旅行中に出会ったいろんな人に、
『ここまで来たなら絶対にエスペランスにも行って、あの海を見るべきだ!!』と言われたので、
みんながそこまで言うのならと思い
パースへ帰るのに、エスペランスや南部の森林地帯を通る、遠回りの海沿いルートを走ることにしました。

『グレート・オーシャン・ドライブ』という
全長30kmほどの観光道路があって
これは本当に素晴らしい眺めです。

エスペランスは本当に行ってよかったです。

美しいビーチだけではなくて
ダイナミックで巨大な岩山もありまして
とても感動的な風景でした。

ものすごく遠浅のビーチなので、
波が引くと、鏡のようになって
空や雲や岩山が映るのです。

この青さはいったい何なのだ?!?!
という感じでした。

青い海に
この黄色い花がまぶしく映えるのです。

名前のとおりに
沖にはたくさんの島が浮かんでいました。
エスペランスに行った日は、レイベンズソープという町に泊まって、次の日は、有名な『ウエーブ・ロック』を見に行きました。

この『ウエーブ・ロック』は
西オーストラリアではとても有名な景勝地で、
パースから日帰りのツアーがたくさん出ています。
ウエーブロックに行った日は、気温がエスペランスで43度という日でした。

僕はそんなことは全然知らないので、車のエアコンから熱風が出てくるのを感じて、
車が壊れたのだと思って少し車を休めようと、路肩に止めて外へ出ました。

そしたら、全身にドライヤーの熱風を浴びせられているような感覚になったので、
車の故障ではなくて、自分がたいへんな熱病にかかってしまったのだと思い、すごく焦りました。
しかしウエーブ・ロックで会った日本人ツアーの人たちから事情を教えてもらってホッとしました。
本当に、この日は生命の危険を感じる暑さでした。

この日本人ツアーの人たちは、パースを出発して、数日かけてこの地域の観光地を巡る途中でした。
マイクロバスに冷蔵庫がついていると聞いていたので、おにぎりやサンドイッチをいっぱい作ってきたら、
冷蔵庫が無くて、しかも車内は冷房が全然きかずにサウナのようだったそうで、

『このままじゃ食べ物が傷んで捨てるしかないんです! 食べてくれませんか??』と言われたので、
ツアーの人たちに混ざって学生のお姉さんたちが作ってくれたサンドイッチや、
広島から来たおばさんが作ったカラアゲなどをありがたく頂きました。
タマゴ焼きやカラアゲはやっぱり日本風の味付けで、
それまで日本の味から遠ざかっていた僕には、懐かしくて生き返る思いでした。

ウエーブ・ロックは上を歩けるようになっていますが、
熱いフライパンの上を歩いている気分になりました。

ウエーブ・ロックは、
イメージではもっと荒涼とした砂漠にあるのかと
勝手に思い込んでいましたが、
意外にも豊かな穀倉地帯の森の中にありました。

ウエーブ・ロックの岩石と、
エスペランスの海岸にあった岩山の岩石は
何百kmも離れていますが、
特徴がそっくりで
同じ時代のカコウ岩かなー思いました。

大きな長石の結晶に方向性があって
片麻岩みたいに見えるところもありました。

ボールペンを一緒に写すのは
結晶の大きさが分かるようにするための
地質学のオキテなのです!!

アルバニーという歴史の古い街にもゆきました。
1826年、西オーストラリアで
一番最初にヨーロッパ人が建設した町だそうです。

監獄が博物館になっていて牢屋を見学したりしました。

アルバニーは
海に向かう緩やかな坂道に沿って
オシャレなお店やカフェが並んでいて
とてもきれいな町でした。

僕はこの通りの『ヴェニス』というイタリアレストランで
お昼にボロネーズ・スパゲティを食べました。
お肉がいっぱいでおいしかったヨー。

窓際の席からは通りが見えて
「いやあ、いい町だ!」と思いました。

アルバニーには
町の建設当時の古い建物がたくさん残っていました。

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