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KAKADU NAT PARK
この写真は、カカドゥ国立公園の一角にある、『マムカラ』という場所にある湿原の風景です。
野鳥を驚かさないために小屋が作られていて、人間がその『鳥かご』の中に入って野鳥に会うのです。 

絵のような美しさ、とはこのことだ! と、僕は目を疑いました!
小屋の窓に切り取られた大湿原の風景は、まさに涙が出るくらい美しい『一枚の絵』でした。

カカドゥ国立公園は、トップエンド(大陸北端)地方で最大の見どころです。
ダーウインに来る旅行者の大半はこのカカドゥに行くのが目的だというくらい、壮大な自然の風景と豊かな生態系、
アボリジニの人々が岩肌に描いたたくさんの壁画を見ることができます。

南北200km、東西100kmという広大な国立公園は世界遺産になっており、
自然と文化の両面の価値を認められた『複合遺産』というジャンルに登録されています。

これはトップエンドの驚異、アリ塚です。

ターマイトという小さなアリが
高さ最大7メートルにもなる巨大なアリ塚を
つくっているのです。
これは彼らの家であり、食糧の貯蔵庫です。

高さ数十cmのタケノコみたいに小さなものから
2〜3mの巨大なものまで
そこらじゅうにそびえています。
アリってすごいなあ!!

ウビルーという地区には
アボリジニの人々が岩に描いた壁画が
たくさんあります。

ウビルーの壁画を巡る遊歩道から岩山を登ると
尾瀬ヶ原の何万倍あろうかという大湿原の
パノラマが広がります。

これは本当にすごいです。

とてつもなく広大な風景。

この日のうちに
湿原めぐりの遊覧船に乗る予定でしたが、
あまりにスゴイ風景に
もっとここにいたいという気持ちになって

『船に乗るのは明日でいいやね』
ということにしてしまいました。

カカドゥは驚異の連続でしたが、
中でもびっくりしたのが
山火事(ブッシュ・ファイア)です。

ちょうど乾季で、至る所で煙と炎があがって
道路の路肩まで燃えているのに
みんな平然としているし
消火活動が始まる気配もありません。

乾季の森では『よくあること』だそうです。
僕たちはカカドゥ国立公園の中の、クーインダという場所にあるユースホステルに1泊しました。
日本からインターネットで安ーい部屋を予約しておいたのですが、値段の割には非常に素晴らしいロッジに通されたので、
『こんなに良いユースホステルは生まれて初めてだ!!』などと感激して一晩過ごしました。

ところがこれは、予約システムのエラーで僕たちは安ーい部屋を確かに予約したのに、
宿のコンピューターでは僕たちが一番高い部屋を予約したことになってしまっていたのです。

しかし僕たちは、インターネットで予約した時の画面をプリントアウトして持参していたので、
チェックアウトの時にサチコ嬢がそれを見せると、安ーい部屋の料金に負けてくれたので大変ラッキーでした。
(海外へ行くと、『話が違う!!』という事態に遭遇することがとても多いので宿や乗り物の予約をしたときは、
そのコンファメイション・スリップ(予約確認書)を必ず持参した方がいいです)

クーインダは、国立公園の中央にあり、南アリゲーター川の湿原めぐりクルーズの発着地点です。
宿にチェックインするときに、朝一番の夜明けクルーズを予約しておきました。

翌朝、湿原めぐりクルーズに出発です!!
2時間かけてゆっくり周ります。

野鳥がたくさんいて、ハスの花が咲き乱れ
天国というのはこういう所かもしれないと
思いました。

ワニもいました。

カカドゥでは泳いではいけません!!
ワニに食われます。

看板には、
『ワニに襲われると、ケガをするか、死にます』
と書いてあります。

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オーストラリア旅行記2005