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ALICE SPRINGS
これは、アリススプリングスのモールにある標識です。
東京まで6578km、ワシントンまで16697kmだそうです。
オーストラリア大陸のまさに中心にあるこの町は、地球上でもっとも孤立した町の一つです。

小学生のころ、砂漠の中にポツンとある、アリススプリングスという名前の小さな町を地図帳で見つけて
子供心に、『こんなところにも人が住んでいるんだなー』などと、遠い憧れを持ったのを覚えています。

アンザック・ヒルという丘に登ると市内が見渡せました。

アリススプリングスは、
マクドネル山脈の2列の山並みに挟まれています。

屏風のような山並みに、
一か所だけ南へ抜ける細い通り道が開いていて
川も道路も鉄道もそこを通って
町を出たり入ったりします。

この写真は、『ヘビツリー・ギャップ』と呼ばれる
その隙間に向って伸びるメインストリートです。

アリススプリングスの町を流れるトッド川です。
水は全く無くて、川底を車や人が通っています。

地図には『usually dry』(普段は乾いてるよ)と
書いてあります。

100年以上前の開拓の時代、
年じゅう干上がっているこのトッド川の河床に、
水をたたえた泉があり、
その泉は、アリスさんという女性の名前にちなんで
アリス・スプリングと呼ばれるようになった
ということです。

トッド川という名前も、電信線建設の責任者だった
アリスさんの夫の名にちなんだものだそうです。
アリススプリングスに着く少し手前で、ハイウエイに南回帰線のモニュメントがあって
寄り道してしまったので僕達が町に着いたのは日暮れの頃でした。

宿が決まっていなかったため、暗くなった町の中をさまよって宿探しをしました。
最初にユースホステルに行ったら、満室だと断られてしまったのですが、
次に行ったトッド川に面した宿で聞いたら部屋が空いていたので、『デザート・パーム・リゾート』という所に2泊しました。

ヤシの木に囲まれたロッジがたくさん並んでいて、値段はリーズナブルなのに、
ロッジは広くて天井が高くてとても素晴らしい所でした。
見知らぬ町で安くて良い宿を見つけることに関しては、サチコネエサンは驚くべき嗅覚があるので、いつもスゴイナーと思います。

宿のすぐ近くにはカジノがあって、夜に出かけていってスロットマシンをやりました。
ここのカジノは、ドレスコード(服装規定)があるとガイドブックに書いてあったので、
Tシャツとジーンズしかない僕は入れてもらえないのかと思いましたが、
『短パン&ビーチサンダル不可』くらいの非常にユルいドレスコードだったので、スニーカーでもOKでした。
ダーウインのカジノも同様でした。

これはモールです。
スーパーマーケットもあり、お土産屋さんも
たくさんありました。

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オーストラリア旅行記2005