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リマ  LIMA

これは、ペルーの首都・リマの海岸の写真です。
『海食崖』という崖の地形がはてしなく続いていて、雄大な景色にとても感激しました。
 

トルヒーヨからリマまでは約600km。
海沿いの砂漠の中を走ります。
バスで一日がかりの移動です。

ペルーの沖合いには
南極からやってくる冷たい海流が流れているので、
こうした海岸砂漠が続いています。

冷たい海水からは水分が蒸発せず、
雲ができなくて雨が降らないのだと
地理の授業で習いました。
本物を見るとやっぱり感動します。

長距離バスに乗るとお弁当が無料で配られます。
単調なバスの旅ではこうした食事が大きな楽しみです。

サチコネエサンが
『料金が少し高くてもいいから、
きれいで食事付のバスがいい』というので、
ペルーでは『クルス・デル・スル(南十字星)』社の
長距離バスによく乗りました。
それでも日本人の感覚すると
南米のバス運賃はすご〜〜く安いです。

リマに着く少し手前の車窓。

サラサラした砂の崖の上を狭い道がクネクネと続きます。

万が一、運転を誤って落っこちたら終わりなので
ヒヤヒヤしてしまいました。
ちょっと怖かったです!

リマに着きました!
大都会です。

少年やオジサンたちが車道に入り、
渋滞で止まっている車に
いろんなものを売りつけています。

リマでもっとも近代化されたミラフローレス地区。

ここは、洗練された雰囲気のレストランや
ショップが集まる『ラルコ・マル』という場所です。

リマは想像していたよりもずっとキレイで
素敵な町でした。

お昼はフンパツして海を見渡すレストランに入り、
ペルー名物『セビッチェ』を食べました!

新鮮なイカやエビ、白身魚などに
オニオンスライスを乗せてレモンをかけてあります。

日本のお刺身とはまた違う感じで
最高に美味しいですよ!

パルケ・デル・アモール、
『愛の公園』という名前の公園です。
大勢のリマ市民が憩っていました。
若い子たちが多かったです。

雄大な海に沈んでゆく夕陽がほんとうに美しかったです。

地球の裏側まで来ましたが、
これは僕たちがいつも見ているのと同じ海、太平洋です。

あの輝く水平線の向こうに
茅ケ崎や平塚があるのだなあと思うと
たいへん感慨深いものがありました。

旧市街には一転して、
スペインの植民地だった時代の
古くて重厚な街並みが残っています。

これは大聖堂(カテドラル)。

中にはなんと、インカ帝国を滅ぼした
フランシスコ・ピサロの遺体だとされる
ミイラが置かれていました。

旧市街のサンフランシスコ教会。

強烈だったのは地下墓地です。
何万ものシャレコウベが薄暗い
地下室に積み上げられている光景は衝撃的でした。

リマでは、『ニュー・コルパック・ホテル』という中級ホテルに3泊しました。
日本人のスタッフさんがいるので、日本語が通じます!
和食の朝ごはんも出ます! 宿泊客の多くは日本人です!

このホテルに泊まったのには理由がありました。
サチコネエサンが日本を出発するときに忘れ物をしましてそれが無くては旅を続けられないので、
日本にいる家族に頼んで旅先に送ってもらおうということになったからです。

エクアドルに着いたときにはもう忘れ物に気がついたのでどうやって送ってもらおうかと一生けんめい考えました。
旅行には小型パソコンを持参していたので日本の郵便局のサイトを見て、
日本から南米に荷物を送ると何日くらいかかるのか調べました。

そしてリマの、日本語が通じる宿を予約して、そこ宛に送ってもらうことにしました。
最初に予約のメールを送る時は、スペイン語で書いて送ったのですが返信が日本語で書かれていたのでホッとしました!
『日本の家族がそちらのホテルに荷物を送って、私たちが到着する日まで保管して 頂くということはできますでしょうか、、、』
と尋ねたら、快く引き受けて下さいました。

日本の家族には、リマのホテルの住所を教えて、送ってもらう荷物の中に
『○月×日に、サチコという者がそちらに泊まる予定です。これを彼女に渡してください』という手紙を入れてもらいました。

僕たちがホテルに着いたとき、さっそくサチコネエサンが
『あのう、日本から私に荷物が、、、、』と切り出すと『あ、来てますよ〜』とお姉さんがニコニコしながら渡してくれました。
ありがとうございます!

世界の流通っていうのはスゴイナーと思いました。
 

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新婚旅行記 第1部