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SEATTLE
旅行の最後はシアトル観光でした。ラスベガスから飛行機で行きました。
今回の旅行では、僕の中では西部のドライブ旅行がもっぱらの関心事だったので、
シアトルについては全然「予習」をしていなかったのですが、とてもよい所でした。

なにしろ砂漠や荒野ばっかり周っていたので、こんなに潤いのある空気を吸っただけで新鮮でした。
ラスベガスのあのケバケバしい雰囲気から一転して、文化的でクールでハイソな雰囲気!
シーフードが美味しくて、コーヒーもおいしくて、街並みは清潔で美しいし、海辺のピア(埠頭)の雰囲気は素敵だし、
治安もいいし、何より人々がとても親切でした。僕はいっぺんでシアトルが気に入りました。

シアトル観光は1日だけでした。
まず宿のすぐとなりの科学博物館へ行ってプラネタリウムを見ようとしましたが、時間が合わなくて、
アイマックスの番組を見ました。
スペースシャトルやハッブル宇宙望遠鏡、金星・火星などについて巨大画面の映画を見ました。なかなか面白かったです。

ここには昆虫コーナーがあって、
ブラジルやアフリカの巨大ゴキブリがいっぱい飼われていたのをみてサチコ嬢は大喜びしていました。

街並みはとてもきれいです。

シーフードを食べるサチコ嬢。
シアトルではぜひぜひクラムチャウダーだけは食べたいと思っていました。
去年サンフランシスコでクラムチャウダーを食べたら、死ぬほど美味しかったので、
シアトルも美味しいに決まってると思ったのですが、その通りでした。
シアトルのクラムチャウダーも、気が遠くなるほど美味しかったです。

よく、アメリカには美味い食べ物は無い、なんて言う人もいますが、西海岸の港町のシーフードは素晴らしいと思います。
お魚の苦手な僕が言うんですから、間違いありません。

お昼ごはんは、旅行の最後だし、ちょっとフンパツしてガイドブックに載っていた海辺のレストランに行きました。
そこで一人12ドルほどのコースを頼むと、ウエイトレスさんがまずテーブルに大きな紙を敷き詰めました。
そして、それぞれの前にマナ板のような、ただの板を置きました。
何が始まるのかと思ったら、今度は巨大なボールを抱えてきました。
ボールには、ゆでたてのエビ、アサリ、ムール貝、ソーセージ、トウモロコシ、ジャガイモなどがもうもうとユゲを立てていました。

ウエイトレスさんは、それをテーブルにドカドカと積み重ねると、その横にボールをドンと置き、
「カラはここへ。」と言って行ってしまいました。

もうどれも最高においしくて全部残さず食べてしまいました。ちなみに、29ドルのコースではカニも入っています。
となりのテーブルのカップルが食べてました。

夕暮れ。
あの富士山のような形の山はレーニア山という火山です。
富士山よりだいぶ高くて4392mです。
シアトルの人々は、とても親切でした。
モノレールの乗り場がデパートの中にあるのですが、それが分からなくて迷っていたら、
地元のお兄さんが、「モノレールに乗るのか、そんならこのエレベーターでホームに上がるんだ。」と教えてくれました。

埠頭で夕暮れを見ているとき、遠くにレーニア山が見えたので感激していたら、
となりでたそがれていたおじさんが僕の心を見透かしたように、
「、、、そうだ。、、あれがマウント・レーニエだ、すごいだろう。」と声をかけてきました。

それに僕は市場で、あるストリート・ミュージシャンと知り合いになりました。
パイクプレイス・マーケットというにぎやかな市場の通りでは、たくさんの音楽家が演奏をしていました。
僕は、カッコイイお姉さんがギターをかき鳴らして歌っているのを、ずっと聴いていました。
それで、10ドルのCDを買いました。それで、いろいろと話をしました。
「日本から来たんですよ」というと、「そう、それじゃ、シアトルへようこそ、ね。」と言ってくれました。
このへんの言い方が、なんかさりげなくてカッコイイなーと思いました。

僕は、ここで演奏しているミュージシャンが、みんなギターにパスのようなものをぶら下げているのを見つけて、
きっとあれは、この通りで演奏できるライセンスのようなものに違いないと思ったので尋ねると、
「そうだ、このパスを持っているとこのマーケットの好きなところで歌っていいのだ。」と言いました。

それでさらに、「どうやったらそれが手に入るんですか?」と聞くと、僕の英語力が正しければ、
たった25ドル払うと1年間この広い市場の好きなところで、好きなときに演奏してよいライセンスがもらえる、
誰でももらえるのだと答えました(ような気がする)。僕は、これはいいことを聞いたと思いました。

ところで、このお姉さんが歌っていたのはコーヒーショップのスターバックスの前だったのですが、
日本人と思われる観光客がひっきりなしにそこに入ってコーヒーを買って、店の写真を撮っていました。
ぼくは、これはひょっとしてウワサに聞いていたスターバックスの第1号店では、と思いましたが、はたしてそうでした。
サチコ嬢はここでカフェラテを、僕はカプチーノを買って夕暮れの海を見ながら飲みました。

パイクプレイス・マーケットは、シアトル一の観光地です。

スペース・ニードルというタワーがあって、
ここまでモノレールが来ています。
2泊した宿はこのすぐそばでした。

これが、旅行の最後のシーンとなったシアトルの夜景です。
スペース・ニードルの上から眺めました。

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