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いるか座はウリ
瓢瓜(こか)、敗瓜(はいか)
夏から秋にかけて、七夕の彦星(わし座のアルタイル)のすぐ近くに見えるのが、いるか座という星座です。

この星座はとても小さく、かわいらしいので、女の人にとても人気があります。
でも、プラネタリウムに行って星の解説を聞いていると、
いるか座の星座絵が、まるでブタのようなブサイクなイルカが出てくるので、
もうすこしキュートなイルカの絵に変えたほうがいいのになー、なんていつも思っています。
いくら、いるか座が女性に人気があるからといって、「あなた、何座?」と聞かれた時に、
「ボクいるか座!」なんて答えるのは絶対にやめましょう。
そういうのを、オヤジギャグといいます。
女の人は、オヤジギャグがゴキブリよりも体重計よりも嫌いなのです。
ましてや、「イルカがいるか?」なんて口走ってしまったら、あなたの社会生活は、おしまいです。
考えただけでもおそろしい事です。みんなで気をつけましょう。

中国では、このいるか座の星たちが「瓢瓜(こか)」と「敗瓜(はいか)」という星座になっています。

「瓢瓜」というのは、ヒサゴという植物のことだそうです。
ウリの仲間ですから、その実はヘチマに似ていて、半分に切って中をくりぬいて、おわんのような入れ物として使ったそうです。
「敗瓜」というのは、これが腐ったもの、または、壊れて使えなくなったものだそうです。

ぼくは、ひとつこの絵を描いてみようと思いましたが、
植物のことを全然知らないので、いんちきヘチマのような絵になってしまいました。
もしあなたが、この星座のはなしを、他の人にしようと思ったときは、もうちょっとマシな絵を描いて説明してあげてください。


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